2025.12.20 ブログ

昨年度に引き続き、茨木市議会と連携し、茨木市の魅力や課題について高校生の視点から考え、議員の方々と意見を交流する連携行事を実施しました。

事前学習として「公共」の授業を通じ、生徒たちは分野ごとに茨木市の魅力や課題について意見を出し合い、対話を重ねながら考えを深めてきました。その後、代表生徒が茨木市議会を訪問し、実際に議員の方々と直接意見交換を行いました。普段の学校生活ではなかなか触れることのできない議会という場での体験は、生徒にとって非常に貴重なものとなりました。

本校では、「世界で活躍するグローバルな人材の育成」を教育目標の一つとしています。世界へ羽ばたく力は、身近な地域や社会を理解し、より良くしようとする姿勢の積み重ねによって育まれるものです。今回の行事を通して生徒たちは、自分たちの暮らす地域の価値を見つめ直し、その価値を高めていくことの大切さを実感しました。また、小さな気づきや行動を積み重ねていくことが、将来の大きな活躍につながるという学びを得ることができました。

当日は、議員の方々から「高校生ならではの柔軟な発想が地域の魅力を創り出すこと」「人が魅力を発信し、人へと伝えていくことの重要性」、そして「政治は特別なものではなく、私たちの日常のすぐ隣にあるものだ」というお話を伺いました。安全な水が飲めることや、清潔で安心して暮らせる環境が整っていることは当たり前ではなく、政治や行政によって日々支えられていることを改めて考える機会となりました。

政治参加を間近に控えた高校生にとって、本行事は社会との関わりを実感する貴重な経験となりました。生徒一人ひとりが今回得た気づきや学びを、今後の高校生活や身近な行動につなげ、社会の一員として主体的に参画していくことを期待しています。今回の学びが次の世代へと受け継がれていくことを願っています。