〇 ● 〇 早摂祭 本番編 〇 ● 〇
【10月6日】
当日はやっぱり朝からソワソワしていました。
クラスのTシャツを作成してくれていた女の子たちは、朝早くから準備をしてくれました。
男子の贅沢な要望をすべて盛り込んだオリジナルTシャツです。
(Tシャツ作りの様子は、また別のブログで紹介します!)
いよいよ本番!
「摂陵太鼓」のハッピを着て、気合十分です。
会場には予想以上に多くのお客さんが👀
緞帳の端からチラチラ客席を覗いては緊張して、また覗いてはさらに緊張して、と謎に自分を追い込む生徒たち。
まずは司会の挨拶です。
自分たちで考えた原稿で、堂々と演目についてと意気込みを述べてくれました。
司会の2人が緞帳裏に戻ってきたら、みんなで円陣を組む、という予定でしたが、お茶目な太鼓リーダーがフライング円陣をするハプニング。
おかげで、みんな少し緊張がほぐれたたようで、全員揃った仕切り直しの円陣でやる気はMAXに🔥
3年生にとっても、この摂陵中学校にとっても、最後の太鼓がはじまりました。
1回きりの最後の演奏は、みんなの気持ちが一つになって駆け抜けたような、勢いのある演奏でした!
しっかり顔が上がっている、腕がまっすぐ上に伸びている、速くならないようお互いが合わせる意識を持って叩いている、強弱がしっかりついている。
練習で出来ないことは本番で出来るようにはならない、と太鼓の先生に教えていただきました。
手の痛みを我慢しながら、妥協せずに練習した成果が、ちゃんと本番で発揮されました。
演奏が終わった瞬間のみんなの清々しい表情と、客席から聞こえる大きな拍手が、楽しいばかりではなかった練習の全てを、肯定してくれたようでした👏🏻
見にきてくれた保護者の方々や先生たちから、たくさん賞賛の言葉をいただきましたよ。
何か心に響いたものがあると良いですね🌸
私は舞台袖から見守りながら(出演者かな?と思うくらい声は出てましたが)、色んなことを考えました。
「太鼓イヤだ〜」って絶対言いそう、という予想を良い意味で裏切って太鼓にハマった生徒が、3年間でいちばん輝いている姿。
普段はおとなしい生徒が、大きな掛け声をかけている姿。
とにかく誰よりも練習した生徒の勇姿。
一生懸命がゆえに、うまくいかない悔しさから、落ち込んでいた生徒が、最後は素直に太鼓を楽しむ姿。
色々な感情で、もう涙が出そうでした。
(出てはいなかった)
誰よりも大きい拍手でみんなの栄光をたたえました。
終演後は、スッキリしたような、安心したような表情をしていました。
みんなとっても格好良かったし、輝いていました✨
またいつかどこかで、太鼓を叩く機会があるといいですね。