4月10日(土)
高校一年生のWコースで3,4限の総合、LHRの時間を使って「論文作成」に向けた取り組みがスタートしました。
今回が初めての授業。論文?研究?…。いったい何が始まるのかな。
緊張した生徒を横目に、冒頭、田中先生(物理)から自身の研究についてユーモア溢れる説明を受け、和んだ雰囲気に。
村上教頭先生からは「止」の反対の漢字は?というお題で、頭を柔らかくするウォーミングアップ。
では、本題に。
「どういったものが研究テーマになると思う?」
5班に分かれて、グループワーク。
配られたものは模造紙、付箋、マジックペン。
何を話したら良いの?そんな時間が数分過ぎましたが、さすが高校生。あっという間に打ち解け、自分の考えや相手の意見をさらに広げる意見を加えていきます。
以下の生徒の感想にあるように、クラスメイトとの交流が何よりも刺激に。
感想①:今まで当たり前だと思っている現象について疑問を持ってみると沢山出てきてびっくりした。
感想②:わかっているようでわかっていない問いに対する答えを考えられて楽しかった。
感想③:久しぶりに自分の考えと向き合って考えることができた。皆がどう考えているか知ることができ、意見交換ができる事は良かった。考えることが楽しかった。
感想④:グループワークがとても楽しかった。研究するテーマを考え、協力し合いながら、理解を深めていくことが出来そうです。
全員が「楽しかった。」と答えてくれました。
入学式から新学期がスタートして間もない授業でのグループワーク。
お互いに緊張を生むのではなく、相互理解へとつながる副産物まで生まれたようです。
最後は、各班の代表者によるプレゼンテーション。
笑いに溢れた研究テーマ探し。
最高のスタートが切れたのではないでしょうか。
「気候と特産物の関係について」、「日本国内で使われている方言について」
「なぜ足は臭くなるのか。」、「なぜ痩せにくいのか」
「なぜ鼻水が出るのか」、「タラ~っと出る鼻血についての研究」
「家族構成と性格について」、「血液型と性格について」
「人種の格差について」、「なぜ飢餓が絶えないのか」
「先生がスーツを着ているのはなぜか」、「正式な服装とは何なのか」
「どんな人にもわかる体系的な言語を創るには。」
「最も良い勉強法とは何なのか」
「いじめをなくす方法について」
「学校は本当に必要なのか?オンラインで学べないのか」
「好きなタイプを体系化できるか?」、「どのスポーツが一番モテるか」
「ダメって言われるとやりたくなるのはなぜか」、「制服マジックについて」
「なぜ日本人はお米を好むのか、卵焼きをお弁当に入れるのはなぜか」などなど
そのまま研究していけそうなテーマもあれば、もう一ひねりで研究テーマになりそうなものなど、ジャンルも様々。
発表を聞いた担任の木田先生は
「いいテーマがたくさん挙がったね!論文が今からとても楽しみだね!!」と大興奮でした。
感想⑤:考えることは大切だなと思ったし、それを伝えることも大切だと思いました。
感想⑥:あらゆる物事に疑問を持つ大切さを学んだ。みんなとの距離が縮まった。
感想⑦:答えがないからこそ、自分たちで考えたことに自信を持って発表できた。
感想⑧:自分たちの班と他の班の発表を聞いて、いろんな目線から物事を見ることが大切なんだなと思いました。みんなの個性が出た回答をしていたり、クラスメイトをより知れたと思うので良かった。
感想⑨:これまでにしたことがなかったので、難しいなと思ったけどとても面白かった。次やるときはもっといろんな意見を出せるようにしたいです。
感想⑩:たくさんの意見が出ておもしろかった。私も何か言おうと思いました。
感想⑪:自分の調べたいことが自分一人ではなく、他の人の力も借りて調べることが出来るのが、楽しかった。論文をどう書いているのか気になった。
感想⑫:次の時間が楽しみになりました。
答えのない課題に取り組む生徒たち。
研究的な態度(=論理的な思考、批判的な思考)を身につけ、挑戦し続けてほしいですね。
一年後の論文発表、期待しています。
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