2019.11.20 お知らせ

●    ○    ●    研修旅行    ●    ○    ●

 

【10月23日〜26日】

こんにちは。もう11月も半ばですね。

毎年寒さが増しているようですが、コタツとミカンがあれば、この冬も乗り切れそうです。

 

まだ暖かかった10月下旬、中学3年生と佐賀・長崎へ研修旅行に行って参りました。

本日は、笑いあり、涙ありの4日間についてお伝えいたします。

 

新大阪駅に集合して、みんな元気に新幹線で出発!

ゲームをしたり本を読んだりしていると、あっという間に福岡駅に到着。

新幹線の中でUNOすると、なぜかいつもの倍盛り上がりますよね。

 

素敵なバスガイドさんと、優しそうな運転手さんに案内されて、まず向かったのは吉野ケ里歴史公園。

弥生時代の建物が復元されており、当時の暮らしを想像することができます。

「天井が低すぎる」「これ何に使ってたんやろ」など、教科書で見たことがあるようなないような・・・。

教室を出て、実際に見てみることって大切ですね。

自由時間に、小学生に混じってトランポリンとおにごっこをしたことは、内緒にしておきましょう。

 

さて、今回の研修旅行では、「大隈学」と「平和学習」の2つを大きな目標として、9月頃から事前学習を行ってきました。

この日は大隈重信記念館に行き、館長さんのお話を聞きました。

どんな人物であったのか、また、晩年の大隈重信はどんな暮らしをしていたのか、短い時間でたくさんお話していただきました。

亡くなる前まで実際に学習されていたという勉強部屋を見学しましたが、いろいろ驚くことがありました・・・!

みなさんぜひ訪れてみてください。

事前学習で持っていた知識と、記念館で見たことや聞いたことを繋げあわせ、学習したことをまとめます。

 

その後、バスで長崎の伊王島へ。

1日目は、海の目の前にあるi+Land nagasakiさんにお世話になりました。

ホテル内には、ステンドグラスの照明や窓がたくさんあり、長崎らしくて素敵なところでした。

夕食には、みんな大好きチョコレートフォンデュがありました。

さすがに先生も試さずにはいられませんでした。最高でした。

ご飯のあとは露天風呂に入り、広くて(これが本当に広い)きれいなお部屋でぐっすり。

あっという間に1日が終わってしまいましたね。

 

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2日目は平和学習を行うため、平和記念公園、爆心地公園、そして原爆資料館を訪れました。

噴水の前の石碑に人がたくさん集まっていました。

そこに書かれた言葉を見て、しばらく立ち尽くしました。

 

爆心地公園では、みんなで黙祷をしました。目を閉じ、心の中で、自分だけの言葉と想いで犠牲者の方々に祈りを捧げます。

原爆が落とされたとき、防空壕に残っていた女の子一人を除いて、この町の人々全員が犠牲になったそうです。

 

戦争や原爆の悲惨さを知っているはずのこの世界が、未だに平和を手に入れられないのはなぜでしょう。

考えつづけること。祈りつづけること。訴えつづけること。行動を起こしつづけること。見えない人の声や悲しみに、耳を傾けられる人でありつづけること。

歴史を考えることは、今を考えることですね。

 

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さて、午後は長崎市内をグループで観光しました。

写真がなくて残念なのですが、それぞれ行きたかったところに行けたようです。

(唯一ある写真が路面電車・・・。すみません。)

ちなみに、この日はみんなが観光している間だけ、大雨でした。

日頃の行いでしょうか?

 

そして、先生が(たぶん生徒も)一番楽しみにしていた、民泊へ!

今年も南島原のみなさんにお世話になりました。

お世話になる各家庭のお母さん、お父さんに初めてお会いし、挨拶をしました。

「それでは握手で!」

人見知りのみんなが、とびっきりの笑顔で握手をしていました。

人とのつながりが、いつの時代も大切なのだなあ、と感じました。

この後、各家庭に帰っていくみんなを本当はちょっと心配しながら、見送りました。

みんなが各家庭でどんなお話をして、どんなものを食べたのか、気になりますね。

(次の日聞いたけど、最近あんまり話してくれない男子たちは、「おいしかった」とは言っていましたが、何を食べたのか結局分かりません。泣)

 

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3日目!

この日は1日、農業体験です。

先生たちは10分ほど見学しに各家庭を周りましたが、みんないきいきしていました。

勉強している時より一生懸命だった人もいたかも・・・。

新しい得意が見つかって何よりです!!

猫と遊んでいる生徒を見つけたり、なぜか室内で全員キャップをかぶっているグループがあったり、

「記念撮影したいからちょっとだけいい?」とカメラを構えたら、え?今?作業いいところなんですけど、くらい仕事に慣れているグループもありました。

(写真はばっちり笑顔で写ってましたけどね。)

 

みんなそれぞれの良さを発揮できていたと思います。

お母さん、お父さんからは「もうこのままウチに働きに来て」や「この子可愛いから置いて帰って~」と言われ、とっても誇らしい気持ちになりました。

うちの子たちの可愛さは親バカじゃなくて全国共通だったのか、と確信しました。

↑もう上着なんていらねえ、ってなったんでしょうね。

 

先生たちはというと、みんなのところを見学に回った後、少しだけゆっくりさせてもらいました。

お昼過ぎからI先生は、坂だらけの町にバッテリー50%の電動自転車で繰り出していきました。元気ですね。この日の晩御飯は誰よりもいっぱい食べていました。

 

私は、南島原のひまわり観光のみなさんに、おいしい五島そば屋さんに連れて行ってもらったり、トマト農家さんを紹介していただき、おいしいトマトを頂いたり・・・。

大阪に帰るか、南島原に移住するか、究極の二択でした。

 

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4日目の朝、短い時間ではありますが、お世話になったお母さん、お父さんとお別れの時間です。

最後のあいさつで、何度も「いつでも帰っておいで」とのお言葉をいただきました。

隣に住む人の顔も名前も知らないこの時代に、苦しくなったら帰っておいでと言ってくれる人がいるなんて、あまりにも温かくて、涙が出ました。

お世話になったお母さん、お父さん、観光協会のみなさん、感謝しきれないほどの経験と愛を、ありがとうございました。またいつかお会いしましょう!

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こうして南島原にお別れした私たちは、最後の楽しみである「イルカウォッチング」に向かいました!

去年は一頭も見られなかったそうで、先生は内心不安でした。

船に乗って20分。

「先生イルカどこにいるんですか?」「もうちょっとしたらおる。はず・・・。」

嫌な予感は的中でした。

その後も、太陽の反射や漂流物、もう何もかもイルカに見えてくる現象に悩まされながら船に揺られていました。

イルカが全然いないから、他の方法で盛り上げようと必死な担任のI先生。

 

携帯でイルカを呼び寄せる方法を検索する生徒たち。

「イルカ 寄ってくる 音」 クリック

イルカが反応するという音を大音量でみんなで流すも、寄ってくるのは船の中にいた友達だけ。

 

もう船酔いもしそうだし、戻るかなあ、とあきらめかけたその時!

だだっ広い海の上に、分かりやすく船が集まっているスポットが!!

これはもう間違いなくイルカがいる、と近づいてみると・・・

 

イルカーーーー!!!

5頭くらいで群れになって泳いでいるイルカを発見!

思っていた以上に可愛い!!!!

生徒たちはみんな大興奮です。

 

イルカと生徒に夢中で、イルカの写真撮り忘れました!すみません!

本物を見たい方は、ぜひ長崎へ!

 

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とっても長くなりましたが、4日間は大体こんな感じでした。

怪我や病気もなく、充実した研修旅行になりました。

また、たくさんの方に温かく見守られ、お世話になった旅でした。

人とのつながりや学びに感謝しながら、あと少しの中学生活を思う存分楽しんでほしいと思います。