2025.09.17 ブログ

9月13日の土曜講座では、2学期の総合的な探求のテーマである「社会探求」をより深めるために、リクルートから4名の方をお招きしました。

1時間目はホールに全員が集まり、現代社会の複雑さや不確実さの中で、企業が特に重視している「主体性」についてのお話を伺いました。また、「自分がやりたいことは自分の知っている中からしか選べないから、まずは多くの価値観を知ることが大切」というメッセージもいただき、生徒たちは将来を考えるうえで様々な知識を広げる必要性を実感した様子でした。

2・3時間目は各教室に分かれて、社会人の方お一人ずつからより具体的なお仕事エピソードを聞きました。中には「自分は何をしたいのか、何ができるのか」という自己分析をしないまま働いたために、仕事を楽しめなかったという失敗談もありました。しかし、その経験をどう克服し、自分なりの成長につなげていったのかという視点も語っていただき、生徒たちは社会や仕事に対するイメージがより鮮明になったようです。実際の仕事の現場での苦労や気づきを赤裸々に聞けて、生徒たちにとってこの先のビジョンを考えるうえで貴重なヒントになったと思います。

また、各会場でのグループワークや質疑応答では、生徒たちが積極的に意見を出し合ったり、社会人の方に質問したりする姿が見られました。事前・事後のアンケートからも、社会や仕事に対するネガティブなイメージが、今回のワークショップを通じて少しポジティブなものに変わった様子が伺え、生徒にとって貴重な学びと刺激の機会になったことでしょう。

社会人の方々のお話を直接伺う機会はそう多くありません。今回の講座は、生徒にとって将来を考える刺激となり、今後の学びや進路選択に向けて考えを深める大きなきっかけとなりました。